当山は身延山久遠寺を総本山とする日蓮宗寺院です。
古くは正中山法華経寺の末寺でした。
現在は池上法類(池上本門寺)に属しています。
石歴山妙勝寺は寂海法印日寂上人によって、弘安2(1279)年に浅草に創建されました。寂海法印は、もと金龍山浅草寺の別当であり北方の能化と称せられていました。日常上人と法義を論じ、天台宗から日蓮宗に改宗し日蓮聖人の直弟子となり、日寂上人と名を改めました。
元亨元(1321)年、洪水により篠崎の地に移転し、法華堂妙勝寺と称しました。
略年譜
弘安2(1279)年 | 浅草に堂宇を建立。 |
弘安5(1282)年 10月13日 | 日蓮聖人遷化。 |
弘安9(1286)年 11月1日 | 日寂上人遷化。 |
元享元(1321)年 | 洪水により、浅草から篠崎の地に移転。 |
安政2(1856)年 10月2日 | 安政大地震により、諸堂・庫裡が大破。 |
安政3(1857)年 8月25日 | 台風により本堂が倒壊。 |
安政6(1860)年 3月15日 | 34世、日恕上人代、本堂再建。 |
明治14(1881)年 3月16日 | 本堂・庫裡が焼失 |
明治34(1901)年 5月 | 36世、日況上人代、本堂再建 |
大正4(1915)年 4月 | 江戸川改修工事により移転する。 38世、日郁上人代、本堂・墓地・庫裡再建 |
昭和41(1966)年 11月 | 45世、日快上人代、墓地移転(現篠崎公園から妙勝寺境内地へ) |
平成19(2007)年 4月 | 45世、日快上人代、妙勝寺開山730年記念事業として、山門建立 |